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佐々木運輸のあれこれ~注意~

皆さんこんにちは!佐々木運輸機工有限会社のブログ更新担当の中西です。

 

さて今回は

~注意~

ということで、吊り上げ作業での具体的な注意点や現場でのベストプラクティスを、深く掘り下げてご紹介します。

 

クレーン作業における建設資材の吊り上げは、現場の中でも特に重大なリスクを伴う工程です。一つの判断ミスが、資材の落下事故や人的被害を招く恐れがあり、細心の注意と高度な技術が求められます


1. 吊り荷の重量とバランスの確認

  • 吊り荷の正確な重量を事前に確認

  • 重心の偏りがないか、図面や現物で再確認

  • 不均一な荷重(例:パレットの偏荷重)には、吊り具を調整して対応

※誤った重心で吊り上げると、資材が回転・落下する危険が高まります。


2. 吊り具の適切な選定と点検

  • ワイヤーロープ、シャックル、ベルトスリングなどの種類と耐荷重を用途に合わせて選定

  • 使用前には、ワイヤの毛羽立ち・キンク・サビ・摩耗などを点検

  • 吊り角度にも注意(吊り角が45度以下の場合、荷重が増加する)


3. 合図・指示系統の明確化

  • 指揮者・合図者・クレーンオペレーター間の役割分担を明確に

  • 合図は定型手信号または無線での明確なコミュニケーション

  • 作業中の合図者は原則吊り荷が見える位置に立つ


4. 作業環境の安全確保

  • 吊り荷の下に人が入らないよう周囲に立入禁止区域を設ける

  • 作業場所の地盤や足場の安定性を確認

  • 強風・雨天・夕暮れ以降など、気象条件に応じて作業中止判断を行う


5. 玉掛け作業の確実な実施

  • 玉掛け作業員は有資格者に限定

  • 資材の形状に合った正しい掛け方・角度・緊張状態を確認

  • 玉掛け完了後は、安全確認の合図なしに吊り上げない


事故事例と対策:失敗から学ぶ

■ 事例:鋼材を吊り上げ中にワイヤが切れて落下

  • 原因:摩耗したワイヤを交換せず使用

  • 対策:定期点検の徹底と、消耗品の早期交換

■ 事例:合図者の誤操作で資材が振れ、壁面を破損

  • 原因:合図内容が不明瞭、無線の混信

  • 対策:作業前の合図訓練・リハーサルの実施


安全は“吊り始め”の準備から始まる

クレーンによる吊り上げ作業は、建設現場の中で最も危険度の高い作業のひとつです。しかし、事前準備と的確な判断、そして現場全体での連携があれば、事故を未然に防ぎ、安全な工事を実現することが可能です。

 

 

徳島県阿南市の佐々木運輸機工有限会社は、
・クレーン作業(クレーン操作により建設資材等の吊上げ)
・長、重量物の運搬(重機等)
・建設機械の運搬(トラック使用)
・鉄骨、足場材等の建築資材の運搬
・矢板工事一式
などの作業を行っています。

また、重機のリース事業もしています。

クレーン、建設機械による作業の請負、重量物運搬、一般貨物自動車運送業、矢板工事一式、一般土木工事などは、佐々木運輸機工有限会社へお任せ下さい!

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